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佐藤☆サド氏の連載コラム「サドさんの日常」 | ラブメルシー連載コラム

言語を表面的に愛でる「言語ウィルス研究所」リポート

ボクは映画や文学などのタイトルフェチであり、そしてもっというと、コトバフェチだ。言語を表面的に愛でる会として、「言語ウィルス研究所」というのをひとりでやっている。活動内容は、暇な時にtwitterに好きなコトバを紹介するというもの。ボクはあくまで表面的なコトバフェチであり、小説を読もうとして、タイトルと目次だけ読んですましたりする。

そもそも「言語ウィルス」って表現は何ぞやということを説明したい。
それは、ウィリアム・S・バロウズという小説家の云った言葉で、“言語は宇宙から来たウィルス”(Language Is a Virus from Outer Space)というのがあり、そこから取った表現だ。これはとても面白い表現だと、ボクは思う。
なぜなら、人間だけに授けられて知能の急成長を促した“言語”という能力がどうやってて人間に生まれたかが、謎だからだ(と昔、丸山 圭三郎さんの著作で読んだ気がする)。花粉の在処を仲間に教えるミツバチのダンスや、オスがメスに見せる求愛のダンス等、即行動に結びつく“信号”としてのコミュニケーションツールは動物も持っているが、過去や未来のコトを伝えたり、憶測や心情を説明する概念思考としての言語がどうやって生まれたかは謎だ、きっと“宇宙からやってきウィルスなのだろう、言語ってやつは”といいかにもバロウズらしい結論は納得がいく! バロウズは、物語の語り部としての小説家ではなく“言葉”というものを、まるで化学者がウィルスを研究して新種のドラッグを作りだし、自分でソレを実験して失敗し(あるいは成功し)トランンスしてしまうような策略的な文体の作家であった。実際のいわゆる違法ドラッグもやりまくった。だから、バロウズが“言語は宇宙から来たウィルス”と云うのはもっともだし、流石バロウズ!とみんな思った。

のはずであったが、本当は、ローリー・アンダーソンという音楽パフォーマーがこのコトバを、バロウズに云わしめて録音し、バロウズの言葉として広めたのだ(と云われている)。
そしてローリー自身が、「Language Is a Virus (from Outer Space)」という曲を作って歌ってさえいる。だが、どっちがこのコトバを作ったかというのはもはやどうでも良く、バロウズが発しなくても、いかにも彼が云うであろうコトバ(ウィルス)として、バロウズ信者のあいだでこのコトバが感染していき、愛され信仰されていったのだ。

ところで今回はポルノ映画のタイトルでボクが一番カッコいいと思った話をする。
アメリカのアンソニー・スピネリ監督の「私に汚い言葉を云って」(1980) である。
原題は「TALK DIRTY TO ME」であり、率直に訳しているように、いっけん思える。
ちなみに“TALK DIRTY” は、「エッチな[いやらしい・ひわいな]話をするとか、「猥談・下ネタ」ということらしい。、
SEXというBODY×BODYの即物的な肉的な関係とは別に、TALK→DIRTY「汚い言葉を云って」というように、エッチな言葉の表現で感じる、というホモサピエンス的な性欲。
ペニス×ヴァギナあるいは、動物的欲情としての悲鳴やうめき声でなく、概念的言葉で感じるという人間にしかない屈折した文明による感性を物凄くシンプルにこのタイトルは表現している。
さらにポルノ自体が、演技し性交している役者を映した映像を見て興奮するという、人間の屈折した想像力が創り上げた産物であり、そうした屈折文明のあり様もこのタイトルに表現されているといえないか。

あと、3度出てくる「T」が韻を踏んでリズム感が出ていて、ついついリフレインしたくなる。“T”ALK DIR“T”Y “T”O ME

そして、原題よりも、さらに邦題の「私に汚い言葉を云って」は良い。かなめは「云って」という漢字。「言って」「謂って」「云って」「いって」と同じ“イッテ”でも4つの文字の表現があるが、普通は「言って」か「いって」だろうが、あえて「云って」という使い慣れない漢字が使われている。
ネットでザックリ調べてみたが

  • 「言う」は、言葉に出して表現する、あるいは“いう”ことの表現全般。
  • 「謂う」は頭で考えていう場合。 例「この花は桜と謂う」
  • 「云う」は何から得た知識を伝える、何かから引用していう場合 例「この花は桜と云う」

とのことだ。
「云って」をあえて使った意図とは?
まず「私に汚い言葉をいって~」という表現自体、普通の日常ではあまり使われないだろう。意訳するなら、「卑猥な言葉で何か言って」とかだろう。“DIRTY”を「汚い」と、Google翻訳で訳したような直訳に、あえてしている。
そして「云う」の字が本来持つ、“意味を考え伝える”的な表現を利用し、翻訳して、ひと手間ふた手間かけて、伝えています的な表現になっている。
これは、演技の疑似性交を映した映像を見てオナニーさせる米国のポルノを輸入して、日本で“翻訳”して見せるという、屈折しまくったSEX文明の作品を、そのあり様を短い翻訳タイトルで表現しているとも、いえまいか?

また「ワタシニ」「キタナイ」「コトバヲ」と4文字が3度繰り返され、最後に「イッテ」3文字で締め括られ、まさに最後に“イク”ような、エクスタシーな締め。詩的だ!

結局、なんかこのタイトルのコトバ、カッコよいくないか?と表面的に思ったのをムリクリなヘリクツをでっちあげて語ってみたという、リポートでした。

dirty

 

次のフェチフフェス関連の予定:

■8/25(金) フェチフェス910ミニ
■9/23(土・祝日) フェチフェス11
■11/24(金)・25(土) フェチフェスアンダーグラウンド映像祭inドイツ

 

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ラブメルシー今月の一品

www.akibalovemerci.com

商品コード:4512440370132
テニス部の同級生のアンダースコートの匂いを完全再現だそうだ。
なんともマニアックな匂いグッズじゃないか。
あと、弓道部版とかあったら、けっこう匂いそうでよいかも!

販売価格:¥2,430(税込)

 
 
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